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2018/09/28

私が中学3年の時に親戚の叔母さんから「木に学べ」という本を頂いた。

どうしてかというと、工業高校の建築科に行くことが決まったからだ。

内容は宮大工、西岡常一さんの仕事への熱い思いが語られつづられた本だったのを覚えている。

「千三百年かけて育ったヒノキを使えば、建造物は千三百年持つ。」一番印象に残っている言葉だ。

木にはクセがある。そのクセを活かすために、どう木の心をつかむのか。

宮大工は木の持つ特質を活かして、一本一本の個性をうまく使っている。

飛鳥時代は柱が太く、梁は太くない。室町時代は梁が太く重い感じがします。

時代時代の文化の流れが、表現の違いとなってくる。

けど、建物というものは重い、その荷重をいかにうまく分散して太い柱で支えるかが構造。それぞれの部材が十分に役目をはたして、余分がないというものは美しい。

「人は仕事をしているときは美しい。言いますな。それは、人の動きや心に無駄がないから。」

建築物も同じ、機能美という言葉がある。飛鳥時代の建物は機能美を第一とした美しさがある。

木の癖と向き合い、建てた後に歪む方向を推測するとか、飛鳥時代の建築がどのような考え方で作られたかがわかり感動。

日本の素晴らしさを再発見し、改めて法隆寺や薬師寺を見に行きたくなる一冊。